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4階から5階の製材所へ上がるスロープの曲がり角から。左の柵はリフトの終点。 写真ではわかりにくいが中央に沢田さん手作りのクレーンが見える。そして右側にある白いネットの中は大きな池である。当初沢田さんの最初のお孫さんや、マンションに住む子供たちのプールにしようと造り始めたが、当のお孫さんがバス釣りをしたいということで、急遽池に変更され魚が放たれた。広さは25坪。カラスなどからから魚を守るためにネットを張り、現在はその中で小鳥も飼っている。

[下写真] 案内してくれた4階に入居する女性が細い道をはさんで隣りの建物 (3階建て、4・5階がペントハウス) の庭で飼われている犬に声をかけていた。 詳しく話を聞くと 『あれはお父さんが啓子さんと建てたんだよ』 と教えてくれた。そう、“沢田嘉農さん=沢田マンション”と思われがちだが、実はマンション建設中にもこんなに大なビルを娘さんと建てていたりする。

お父さんとは嘉農さんのこと。 嘉農さんと裕江さんは若い住民に“お父さんお母さん”と呼ばれ慕われている。啓子さんは三姉妹の長女で、ご家族と隣りのビルに住んでいらっしゃる。 この日の前日マンション内でお見かけした啓子さんはとても清楚な装いで、とてもお父さんと一緒にビルを建てるような女性には見えないが、そこは沢田家の出身。嘉農さんと裕江さんのDNAをしっかり受け継いでいらっしゃるのだろう。

下写真右の男性は三女和子さんのご主人稔惠さん。本職の大工さんである。この後、製材機などの動きを実演して見せてくださった。