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日給社宅16、17、18、19、20号棟は下の写真のように
並列して建てられた、それぞれがそっくりの形をしたアパートで (20号棟のみ若干小さい)
海側で各階渡り廊下によって連結され
山側(下の写真だと手前側)は崖に面しているため、各棟に細い吹き抜けがある。

下層階の人たちは、一日にほんの短い時間だけ日の射す光をたよりに
毎日の洗濯をせっせとこなしていたのだろうか。

 



[写真右より16、17、18、19号棟]

次回はこの日給社宅群の後編となります。

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*ここまでご覧いただき、 もしもこの場所をなにか おどろおどろしい場所であるかのような印象を受けてしまわれたとしたら、それは私の撮影の至らなさであり、実際の端島は、たしかに風化が進み傷んだ住宅が立ち並ぶ場所ではありますが けっしておそろしい印象を受ける場所ではないことを一言申し添えておきます。

この撮影旅行と編集には数人の方の協力をいただいて現実のものとなりました。渡航・建築物についての資料をいただいた阿部氏、現地の行き帰り旅行の手配一切を引き受けてくださった石井氏、渡航についての交渉、現地での案内を快く引き受けてくださったS(滅びの美学)氏、編集に多大な協力をいただいている谷野氏に特に感謝します。本当にありがとうございました。

私事ではありますが、この軍艦島の特集は2003年の9月に撮影し、帰宅直後より編集を開始しましたが、うっかりするとまもなく一年になろうかという現在も完成に至っておりません。そんなわけでいったんここでお礼の言葉とさせていただきました。

2004年6月10日